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独身女の身を悶えた夜08年2月26日
「明けまして、おめでとう」だと?
おめでたくないし、寒いし、身が縮みそうだ。
正月そうそう、どうしても、
こんなに気分が滅入らなくちゃいけないんだ。
デカ過ぎる箱の中身はなんなのだ。
さっぱり、思い出せない。
多分、アレが入ってるな?
と浮かんでは消えるが、思い出せるモノは、CD数枚だけ。
CD数枚で、ダンボール7箱には、とーてい、及ばない。
いい風に考えよう!
きっと、オークションに出品できるモノが入ってるのよ。
(↑すごく自信がない)
でも、そんなモノ持っていたっけ?
確か、売れそうなモノは先に持ち出していたはずじゃ・・・
身も心も寒さと空しさで、先ほど聞いた
「CR銀河英雄伝説」クラシック「モルダウ」が聞こえてくる。
「モルダウ」は、
わが祖国、または、故郷(ふるさと)に、
思いを馳せた曲だ。
フルコーラスを頭の中で、リフレインしても、
正月の3日に、
ネオンに誘われ、財布を寒くするヤツには、
関係のない話しで、
玄関を開けたら、「おかえり」と、
優しく迎える家族がいる訳ではなく、ましてや、
「荷物片付けておいたよ」なんて、言ってくれる訳でもない。
その「モルダウ」の後に聞こえる、
「新世界より」だって、
わたしにどんな、新世界があるというのだ。
身を縮ませながら、玄関前に立ちながら、
ドアノブに手を掛ける。
ドアノブは冷たかった。
その冷たさに驚いて、鍵穴に入れるキーが震える。
扉を開けると、外と変わらない冷気が、頬に触れ、
足元に、今年11歳の主人が擦り寄ってくる。
当然ながら、
「おかえり、荷物片付けておいたよ」という言葉はなく、
代わりに聞こえてきたのは、「飯くれよ」だった。
『・・た、ただいま・・』気持ちが重く、
電気を点けてみると、さらに、どんよりとした気持ちになった。
何もする気は起こらず、寝る場所にも困り果て、
自分の「片付けられない」ということが、情けなく、
わたしは、ほんとに、馬鹿なんじゃないかと思う。
どう考えても、本日中に整理することなんて無理なわけで、
つうか、やる気もないわけで、
うん、明日にしよう。。。
シングルの布団は、三分の一ひしゃげているので、
なんとか、無理やり、箱をチェスト前に押し付け、
四分の一サイズの布団を作った。
横になってみると、どうしても、
足首から先の長さ分足りない。
頭は本棚にあったっているし、これ以上は上にもいけない。
今日、地震が来ないことを祈りつつ、
壁と箱の間に足を通し、
しなびたキュウリのような形で休むことにした。
上からみると、達筆な人が書いた、
ひらがなの「し」みたいと思う。
多分、人類でしなびたキュウリの気持ちが判るのは、
わたしだけかもしれないと思った。
翌日目が覚めると、身体はだるく、
絶対に、
背中に子泣き爺を背負っているのは間違いはなく、
重くて動けない。
ほとんどを、寝て過ごしながら、どうしようかを考えた。
けれど、何も答えが見つからないまま、
しなびたキュウリのように、また寝るのかと考えると、
それも、嫌で、
そうか、まっすぐ寝るから、「し」になるのだから、
布団の対角線に寝ればいいんじゃね?
と、そんなことには、頭が働くのに、
片付ける気にはならなかった。
片付け意欲がやってこないまま、3日目、
そうだ、今日は、足を八の字にして、
休めばいいんだ。
と、箱を挟むような形で、
足を開いてみて気が付いたのだけど、
箱は、大人の死体が入ってるんじゃないか?
と思うほどデカイ。
股関節は、ボキッと鳴ってしまい、
新体操でもしてなくちゃ無理だった。
膝をたてて見ても、左右どちらかに倒れてしまうし、
じゃ、足を開いて膝を立てて、
M字開脚ポーズをしてみて、はっと気が付いた。
夜中に一人赤面(///▽///)はずい。はずい。
はずいよぉ。
なんで、インリン・オブ・ジョイトイぃ〜。

嫁入り前に、インリン・オブ・ジョイトイは絶対にダメだ。
片付けられないことで、部屋の中は散らかり、
狭くなった場所で、睡眠時に身体はリラックスできず、
翌日は動けずストレスが生まれてくる。
頑張る気力さえもない。辛い、全てを捨ててしまいたい。
人気blogランキングへ
↑順位も結構、変わりましたね^^
「明けまして、おめでとう」だと?
おめでたくないし、寒いし、身が縮みそうだ。
正月そうそう、どうしても、
こんなに気分が滅入らなくちゃいけないんだ。
デカ過ぎる箱の中身はなんなのだ。
さっぱり、思い出せない。
多分、アレが入ってるな?
と浮かんでは消えるが、思い出せるモノは、CD数枚だけ。
CD数枚で、ダンボール7箱には、とーてい、及ばない。
いい風に考えよう!
きっと、オークションに出品できるモノが入ってるのよ。
(↑すごく自信がない)
でも、そんなモノ持っていたっけ?
確か、売れそうなモノは先に持ち出していたはずじゃ・・・
身も心も寒さと空しさで、先ほど聞いた
「CR銀河英雄伝説」クラシック「モルダウ」が聞こえてくる。
「モルダウ」は、
わが祖国、または、故郷(ふるさと)に、
思いを馳せた曲だ。
フルコーラスを頭の中で、リフレインしても、
正月の3日に、
ネオンに誘われ、財布を寒くするヤツには、
関係のない話しで、
玄関を開けたら、「おかえり」と、
優しく迎える家族がいる訳ではなく、ましてや、
「荷物片付けておいたよ」なんて、言ってくれる訳でもない。
「新世界より」だって、
わたしにどんな、新世界があるというのだ。
身を縮ませながら、玄関前に立ちながら、
ドアノブに手を掛ける。
ドアノブは冷たかった。
その冷たさに驚いて、鍵穴に入れるキーが震える。
扉を開けると、外と変わらない冷気が、頬に触れ、
足元に、今年11歳の主人が擦り寄ってくる。
当然ながら、
「おかえり、荷物片付けておいたよ」という言葉はなく、
代わりに聞こえてきたのは、「飯くれよ」だった。
『・・た、ただいま・・』気持ちが重く、
電気を点けてみると、さらに、どんよりとした気持ちになった。
何もする気は起こらず、寝る場所にも困り果て、
自分の「片付けられない」ということが、情けなく、
わたしは、ほんとに、馬鹿なんじゃないかと思う。
どう考えても、本日中に整理することなんて無理なわけで、
つうか、やる気もないわけで、
うん、明日にしよう。。。
シングルの布団は、三分の一ひしゃげているので、
なんとか、無理やり、箱をチェスト前に押し付け、
四分の一サイズの布団を作った。
横になってみると、どうしても、
足首から先の長さ分足りない。
頭は本棚にあったっているし、これ以上は上にもいけない。
今日、地震が来ないことを祈りつつ、
壁と箱の間に足を通し、
しなびたキュウリのような形で休むことにした。
上からみると、達筆な人が書いた、
ひらがなの「し」みたいと思う。
多分、人類でしなびたキュウリの気持ちが判るのは、
わたしだけかもしれないと思った。
翌日目が覚めると、身体はだるく、
絶対に、
背中に子泣き爺を背負っているのは間違いはなく、
ほとんどを、寝て過ごしながら、どうしようかを考えた。
けれど、何も答えが見つからないまま、
しなびたキュウリのように、また寝るのかと考えると、
それも、嫌で、
そうか、まっすぐ寝るから、「し」になるのだから、
布団の対角線に寝ればいいんじゃね?
と、そんなことには、頭が働くのに、
片付ける気にはならなかった。
片付け意欲がやってこないまま、3日目、
そうだ、今日は、足を八の字にして、
休めばいいんだ。
と、箱を挟むような形で、
足を開いてみて気が付いたのだけど、
箱は、大人の死体が入ってるんじゃないか?
と思うほどデカイ。
股関節は、ボキッと鳴ってしまい、
新体操でもしてなくちゃ無理だった。
膝をたてて見ても、左右どちらかに倒れてしまうし、
じゃ、足を開いて膝を立てて、
M字開脚ポーズをしてみて、はっと気が付いた。
夜中に一人赤面(///▽///)はずい。はずい。
はずいよぉ。
なんで、インリン・オブ・ジョイトイぃ〜。

嫁入り前に、インリン・オブ・ジョイトイは絶対にダメだ。
片付けられないことで、部屋の中は散らかり、
狭くなった場所で、睡眠時に身体はリラックスできず、
翌日は動けずストレスが生まれてくる。
頑張る気力さえもない。辛い、全てを捨ててしまいたい。
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記憶のない中身08年2月22日
ダンボールが新年そうそうに、7つも届いた。
つうか、もともと、自分のモノだけど。

新年を新たな気分に!
という気持ちは薄く、
ただ憂鬱な気分に陥っただけだった。
この箱が、どんな代物かというと、
わたしの人生の中で、セレブリティだった時代、
当時、広めのお部屋に住んでいた。
部屋は散らかってはいたが、汚部屋ではなかった。
さらに、お部屋の広さを求め、
街の中心部から離れた2DKのお部屋に引っ越した。
快適なのは、1ヶ月ほどだけで、
通勤は不便に感じ、交友関係は薄くなった。
都心の生活に慣れていたことも手伝い、
不便な街に苛立ちを覚え、
生活は荒れ始め、
気持ちも落ち込むことも多くなり、
我慢は限界を超え、大人の事情も加わった。
そして、家賃の更新時、このままではダメになる。
そう決断し、その部屋を出ることにした。
急遽、決めたことだったので、
自分が望む、家賃や、部屋の広さなど関係なく、
現在の住いに引っ越したので、
広さは、半分以下になった。狭い・・・非常に狭い。
けれど、都心に戻れる喜びの方が、大きかったし、
気分は最高に良かった。
ただ問題は、荷物が入りきらないことけだ。
2人の友人が、荷物や家具を預かってくれることになった。
部屋を片付け、モノが減ったときに、
少しずつ引き取るということになって、
今回以外にも、3度引き取っている。
けれど、今回、モノは減っていないのに、
7箱のダンボールがやってくることになった。
そういえば、最後に引き取ったの、
どのくらい前だっけな?確か、4年は過ぎてるような・・・?
写真では見えづらいかもしれないが、
ダンボール大が6個、
そして、超特大ビッグビックビックサイズが1個あった。
宅急便サイズではなく、家具扱いかもしれないモノが1個。
(一番下の箱)記憶にはなかった。
自分でも、コレ何?何が入っているの?
普通サイズ6個届けると言った友人に、
嘘つきといいたい。(注:自分のモノなんですが)
普通サイズじゃねぇし、大が6個に、超特大1個だよ(泣)
届く前は、オークションで売れそうなモノ入れてたかなぁ。
なんて、ウキウキもしたし、
クリスマスのサンタさんを待つような気分でいたかもしれない。
しかし、箱を見ても、中身をあまり思い出せず、
ガムテープが劣化してるのを見て、
開ける勇気がなくなった。
しかも、あまりのデカさに、置き場所に困り、
布団の端をしゃくりあげて、重ねて置くしかなく、
さらに、狭くなった部屋で、茫然とするしかなかった。
どうしていいかわからず、思考回路は切断された状態で、
ほんとは、この箱の中身、1番下は、
大人の身体が入っているかもしれない。
残りの6個は、子供の身体が入ってるんじゃないのか?
友人が罪を犯し、隠してるのかもしれない。
そんな風にも思えてくるサイズの箱を前にして、
座り込んだまま、開けることが出来なかった。
箱には、当然、わたしの字で、
何が入っているかを書いてあるのだけど、
さっぱりもって、記憶が繋がらない。

だんだんと、その箱群を前に、
イライラは頂点になってしまい、わたしは、逃げた。
財布を握り締め、
玄関を飛び出し、
足早に、キラキラと輝く、
ネオンの中に呑まれた。
久しぶりに聞く、クラシックの曲は、
わたしを優しく包み、現実を忘れさせてくれそうだ。

(ドボルザークの曲が美しい)
けれど、財布の中身を完全に呑み込まれ、
現実が近づいてきた。
あぁ、ここで、1000円でもあったなら、
喫茶店に行き、自宅には戻らないのに。
キラキラのネオンに向かって悪態を呟いた。
呑まれたんじゃねぇぞ、貯金しただけだかんな。
今度、下ろしに来るから、待ってろよ、ばきゃろぉーっ。
といってはみても、帰りたくないよう。
嫌だよう。
帰ったら妖精さんが、整理していてくれないかなぁ。
財布も、気持ちも寒く、
そして、現実に向かって、寒空をとぼとぼ、歩いていた。
人気blogランキングへ ←昨日は、たくさんの方が、
ぽちっ、してくださったようで、
嬉しかったです。ありがとうございます。
ダンボールが新年そうそうに、7つも届いた。
つうか、もともと、自分のモノだけど。

新年を新たな気分に!
という気持ちは薄く、
ただ憂鬱な気分に陥っただけだった。
この箱が、どんな代物かというと、
わたしの人生の中で、セレブリティだった時代、
当時、広めのお部屋に住んでいた。
部屋は散らかってはいたが、汚部屋ではなかった。
さらに、お部屋の広さを求め、
街の中心部から離れた2DKのお部屋に引っ越した。
快適なのは、1ヶ月ほどだけで、
通勤は不便に感じ、交友関係は薄くなった。
都心の生活に慣れていたことも手伝い、
不便な街に苛立ちを覚え、
生活は荒れ始め、
気持ちも落ち込むことも多くなり、
我慢は限界を超え、大人の事情も加わった。
そして、家賃の更新時、このままではダメになる。
そう決断し、その部屋を出ることにした。
急遽、決めたことだったので、
自分が望む、家賃や、部屋の広さなど関係なく、
現在の住いに引っ越したので、
広さは、半分以下になった。狭い・・・非常に狭い。
けれど、都心に戻れる喜びの方が、大きかったし、
気分は最高に良かった。
ただ問題は、荷物が入りきらないことけだ。
2人の友人が、荷物や家具を預かってくれることになった。
部屋を片付け、モノが減ったときに、
少しずつ引き取るということになって、
今回以外にも、3度引き取っている。
けれど、今回、モノは減っていないのに、
7箱のダンボールがやってくることになった。
そういえば、最後に引き取ったの、
どのくらい前だっけな?確か、4年は過ぎてるような・・・?
写真では見えづらいかもしれないが、
ダンボール大が6個、
そして、超特大ビッグビックビックサイズが1個あった。
宅急便サイズではなく、家具扱いかもしれないモノが1個。
(一番下の箱)記憶にはなかった。
自分でも、コレ何?何が入っているの?
普通サイズ6個届けると言った友人に、
嘘つきといいたい。(注:自分のモノなんですが)
普通サイズじゃねぇし、大が6個に、超特大1個だよ(泣)
届く前は、オークションで売れそうなモノ入れてたかなぁ。
なんて、ウキウキもしたし、
クリスマスのサンタさんを待つような気分でいたかもしれない。
しかし、箱を見ても、中身をあまり思い出せず、
ガムテープが劣化してるのを見て、
開ける勇気がなくなった。
しかも、あまりのデカさに、置き場所に困り、
布団の端をしゃくりあげて、重ねて置くしかなく、
さらに、狭くなった部屋で、茫然とするしかなかった。
どうしていいかわからず、思考回路は切断された状態で、
ほんとは、この箱の中身、1番下は、
大人の身体が入っているかもしれない。
残りの6個は、子供の身体が入ってるんじゃないのか?
友人が罪を犯し、隠してるのかもしれない。
そんな風にも思えてくるサイズの箱を前にして、
座り込んだまま、開けることが出来なかった。
箱には、当然、わたしの字で、
何が入っているかを書いてあるのだけど、
さっぱりもって、記憶が繋がらない。

だんだんと、その箱群を前に、
イライラは頂点になってしまい、わたしは、逃げた。
財布を握り締め、
玄関を飛び出し、
足早に、キラキラと輝く、
ネオンの中に呑まれた。
久しぶりに聞く、クラシックの曲は、
わたしを優しく包み、現実を忘れさせてくれそうだ。
(ドボルザークの曲が美しい)
けれど、財布の中身を完全に呑み込まれ、
現実が近づいてきた。
あぁ、ここで、1000円でもあったなら、
喫茶店に行き、自宅には戻らないのに。
キラキラのネオンに向かって悪態を呟いた。
呑まれたんじゃねぇぞ、貯金しただけだかんな。
今度、下ろしに来るから、待ってろよ、ばきゃろぉーっ。
といってはみても、帰りたくないよう。
嫌だよう。
帰ったら妖精さんが、整理していてくれないかなぁ。
財布も、気持ちも寒く、
そして、現実に向かって、寒空をとぼとぼ、歩いていた。
人気blogランキングへ ←昨日は、たくさんの方が、
ぽちっ、してくださったようで、
嬉しかったです。ありがとうございます。
年明けの届け物08年2月21日
わたしが、最後にお片づけをしたのは、
昨年のクリスマス前だった。
モノが多すぎることは、当然ながら知っていて、
けれど、モノが捨てられないので、
使い切ればいいんだよ、ということで、
寒さ対策も手伝い、
閉まったまま忘れていたカーテンを取り付けた。
それは、きたる年明け1月3日を恐れて、
必死に、モノを減らす努力をしたのだった。
そして、新年。年明けの喜びもなく、来てしまった1月3日.
どどーん。

我が家に、ダンボール7つが届いたのだった・・・
さて、これから、いかに・・・?人気blogランキングへ
励みになっています。ぽち、してくて、いつも、ありがとです♪
わたしが、最後にお片づけをしたのは、
昨年のクリスマス前だった。
モノが多すぎることは、当然ながら知っていて、
けれど、モノが捨てられないので、
使い切ればいいんだよ、ということで、
寒さ対策も手伝い、
閉まったまま忘れていたカーテンを取り付けた。
それは、きたる年明け1月3日を恐れて、
必死に、モノを減らす努力をしたのだった。
そして、新年。年明けの喜びもなく、来てしまった1月3日.
どどーん。

我が家に、ダンボール7つが届いたのだった・・・
さて、これから、いかに・・・?人気blogランキングへ
励みになっています。ぽち、してくて、いつも、ありがとです♪

申し訳ないという感情に08年2月12日
部屋が散らかりすぎていると、
今年、11歳になる主人に本当に、申し訳なくて、
主人のためにも、なんとかしなくちゃ。
と、思いながらもダラダラと、日々過ごしている、あくとです。
正直なところ、可哀相すぎて、
わたしと、一緒に暮らしていて幸せなのか、
本当は、わたしじゃない方が良かったのではないか?
など、考えてしまう。
わたしが、片付けられないということは、
彼にとっても、プライベートスペースは狭まり、
充分に運動することもできず、
ストレスが溜まることは必然で、
彼にとって、
もっとキレイ好きで素敵な家族と巡り合っていたなら、
彼の人生は、もっと楽しかったに違いない、と思う。
彼との出会いは、電車を乗り継ぎながら、
2時間も掛かる場所で出会った。
その日、わたしは知人宅へお泊りした帰りで、
その年一番の暑い日だった。
あまりの暑さに、午後になると、
倒れてしまうかもしれないということで、
午前中には知人宅から失礼した。
立っているだけで、汗は噴出し、
早く電車に乗りエアコンのある場所へ行きたいという一心で、
足早に昭和のにおいの残る商店街を抜けるように、
駅に向かっていた。
スタスタ、黙々と・・
その商店街の半分は、シャッターが閉まっており、
もう少しで、ゴーストタウン化しそうなくらいの商店街で、
開いているお店があると、返って目だっている。
てくてくと歩き、とあるお店の前を通りすぎた。
多分、距離的には、10メートル過ぎたところだろうか、
立ち止まり、考え込んでしまった。
ん?今、なんか、視界にありえないものが・・・?
ん?錯覚・・?
振り向いて看板をみた。
『鳥類専門店:小鳥屋本舗』と書いてあり、
身長を越えるほどに、鳥かごが、重なってあり、
もちろん、その中は、
インコ、文鳥、オウム、ウグイスらしき小鳥なのが、
チッチ、チュンチュン、クワックワ、大合唱だ。
へぇ、まだ、こういったお店ってあるんだなぁ。
と思いながら、でも今、わたし何を見たんだ?
と後戻りしてみるが、何も変わった様子はない。
えっと、何もないよねぇ?
と思うのだが、けれど、気になるってんで、
一つ一つのカゴの中を確認することにした。
上から一つ一つみて、とうとう、一番下までいくと、
そこには、『手乗り』と紙が貼ってあるカゴがある。
・・・手乗り?手乗りで間違いないんだけど?
もう一度、看板をみた。
『鳥類専門店:小鳥屋本舗』
・・・・・・・?
再度、手乗りと書いてあるカゴを見た。
と、鳥には見えないだけど・・・
どうみても、↑↑↑じゃね?
しゃがみこんだまま、固まっているわたしの上から、
店主が声をかけてきた。
第一ラウンド勃発
「お姉ちゃん、ソレ、買わない?」
『・・・あの、この仔、み・耳あるんですけど』
「うん、あはは、それ、鳥じゃないもんね」
『ええ、鳥には見えませんね、ここ、鳥類専門店じゃ?』
「そう、だから、困っちゃってるんだよね。買わない?」
『飼わないです』
「えぇっ、そんなこと言わないでさ、買ってよ。安くするからさ」
『いえ、金額の問題じゃなくてだから、飼えないんですよ』
「買ってよ」
『飼いません』
「ほんとに、買わない?」
『わたし、生き物をお金で購入するという感覚がないんです。
命をお金で買うなんて出来ないんです』
「コレ、最後の一匹なんだよね」エンドレス・・・・
うざっ、シカトしよ。
なんだよ、コレコレって、イラっとするなぁ。
あくとの気持ち、第一ラウンド、あくと勝利。
でも、なんか、元気ないな、寝てるだけだよね?
可哀相だなぁ。
犬用のおしっこシートを、鳥カゴ一面に敷いて、
10センチくらいの大きさしかないけど、
その上にクテって横たわっているだけで、動きもしないし。
第二ラウンド勃発。
『あの、動かないんですけど、ちょっと、出してもいいですか?』
「いいよ。出しちゃって、あのさ、コレ可哀相なんだよ。
他の4匹はすぐに、買手が付いたのに、コレだけ残っちゃったの」
鳴きもせず、ぐったりとしている、
小さな命を膝の上に乗せてみた。
すると、なんだか、判らない怒りのような感情が、出てきた。
その年一番の暑さの中、
小さな鳥カゴの、汚れたおしっこシートの上に、
転がされているだけの、小さな命。
炎天下の中、アスファルトの照り返しの激しい、
一番下に放置されている、店主のいうコレ。
そら、ぐったりもするよね。
ねぇねぇ、目を開けて。
わたしに顔見せて。
親指と一指し指で、
輪っかを作ったくらいの顔のサイズに、
チョンチョン、と触れても目を開けてくれない。
お願い、ゆさゆさ、ゆさゆさ。
ゆっくりと、目を開けた。あ、生きてる。良かったぁ。
ん?グリーンアイじゃない。
え?この仔もしかして。
『あ、あ、あアメリカンショートヘアですか!』
「おっ、良く判ったね、そう、でも、茶色でしょ。
他の4匹はグレイだったから、
3週間まえには、みんな買手ついたんだけどさぁ、
預かりモンだし、ね、買ってよ」
ばばば、ばかぁ、アメリカンショートヘアゴールドで、
しかも、グリーンアイだっちゅうの。
どんだけ、高級品やちゅうねん。
あくとの気持ち、第二ラウンド、引き分け。
でね、よくよく、話しを聞いてみて、
あくとが想像するに、預かった5匹の店主の知り合いは、
アメリカンショートヘアで、金儲けをしようと企んだのだと思う。
しかし、オレンジ色が一匹生まれたことで、
掛け合わせを失敗したことがわかる。
つまり、今は、まだ、
小さくてアメリカンショートヘアの模様がはっきりわかるが、
大きくなるにつれて、
全体的に、あの独特の模様が消えてしまい、
ただの、雑種になってしまうから、
この仔たちで、金儲けはすれば、詐欺になってしまう、
だから、処分したかったのだ。
産まれて間もないのに、
こんな場所で放置されて、
素人が命で金儲けしようとするからだ(怒)
特に、オレンジ色に産まれてきてしまったこの仔は、
他の仔よりも、3週間も長く、
このカゴの中で、炎天下の下さらされてきたんだ。
人間の金儲けのつけ。
随分と悩んだが、命の責任の大きさに、
わたしには、無理だと判断した。
マンションは、ペット禁止だし、
愛いて、それを失ったとき、辛いこともわかっている。
それに、明らかにこの仔は弱っており、
多分、1週間くらいで、旅立つだろう。
そして、第三ラウンド勃発。
「ねぇ、アメリカンショートヘアだけど、3000円でいいからさぁ」
『(だから、将来は雑種だっちゅうの)
申し訳ないですが、やっぱり、飼え・・』
み・・・み・・みぃ。
膝の中から、消え入りそうな声が聞こえた。
その瞬間、あくと、アッパーパンチ、ノックアウトっ。
『・・・さ、3000円で・・・いいんです、ね・・・』
・・・・・・・
・・・・・・・
と、3000円を渡した。
第三ラウンド、一瞬にして店主の勝利。
すると、背後から、大きな拍手の渦が聞こえた。
あくとが、振り向くと10数人が、背後を囲んでおり、
この店主とのやり取りを、ずっと、見守っていたようだ。
確かに、途中から、
可哀相とか、飼ってあげればいいのに。
最近の子はね・・あ〜だ、こ〜だ。
という、ざわついた感じは、気が付いていた。
どうやら、商店街の、
肉屋、魚屋、花屋、八百屋さんたちは、
この3週間、彼を心配し、気にしていたが、
自分たちでは、どうすることもできず、
しゃがみこんだ、あくとに気が付いた。
(お前らがなんとかしろよ・・・)
ねぇチャン、偉いぞ。良くやった!
大事にしてね。ありがとうねっ。
よかったよ、ほんとにっ。
ほとんど歓声といってもよく、
ここは、ガッツポーズでもした方がいいくらいだ。
帰りの電車の中は、ただ、考えていた。
4800円のうち、3000円を失って、交通費は約600円。
残り、1200円で、一週間、過ごせるのか。
そして、彼は、間違いなく、旅立ってしまうので、
近くの公園の、大きな木の下に埋める際には、
100円ショップで、スコップを買わなくちゃいけないな。
それから、名前をつけるのは、よそう。
名前をつけてしまったら、情がわいてしまうじゃないか。
汚れたおしっこシートの上じゃなく、
わたしが、彼の最期を看取るために、
3000円をだしたんだ。
ごめんね、人間の都合で、産まれてきて、
何もしてやれなくて、ほんと、ごめん。
最期くらいは、同じ人間の手の中だけど、
安らかに旅立ってね、ごめんね。
そして、10年、わたしは彼に仕え・・・
実の親と過ごした時間よりも長い時間を共に過ごしている。


アメリカンショートヘアの模様はすでに消え・・・
わたしが、冬には、欠かせないと思っている、
温かいお気に入りのコートの上に、彼は寝ている。
なぜ、そこに、敷くのですか?
わたしのモノは、自分のものということですかね。
それから、起きられましたら、お食事ですね。

あ、すいません、起こしちゃいましたか?
あの、これからも、お掃除は努力してまいりますので、
よ、ろしく、いえ、
充分にお仕えいたします、ご主人様。
人気blogランキングへ←みんな、すごいです。




































